そこはかとなく生きる道~毒棹編~
※当記事はふるよに Advent Calender 2021 に参加しています。
遅刻すみません!!!!20日の27時だからセーフ。
〈はじめに〉
皆様こんにちは。ワタゆたと申します。初のアドカレ記事参加です。
今回紹介するのは毒唐棹(チカゲ/メグミ)(以下毒棹)のデッキ紹介です。
筆者がS6-2にて好きなメガミ二柱を組み合わせただけです。
私自身は公式大会で結果を残していないミコトですので間違っていることもあると思いますが、温かい目で見守っていただけたなら嬉しい限りです。
毒棹の戦い方は大きく分けて三通りの戦い方があります。
①中距離ビート
②結末の果実
③闇昏千影の生きる道
今回はこの三つの軸でのデッキを紹介していこうと思います。
このデッキ紹介記事の構成とかは同じ今年のアドベントカレンダーに参加されているizuさんの以下の記事を参考にしてます。だから流れが似てるかもしれないけどパクリじゃないよ。
〈デッキ1 中距離ビート〉
サンプルデッキビート①
通常札
飛苦無、毒針、遁術、毒霧、打擲、棹穿ち、鳳仙花
切札
流転の霞毒、因果律の根、滅灯の魂毒
【概要】
攻め続けないといけないのだが、対応が薄くしゃがみ札もないという欠点が目立つためあまり使用することがない構築。
チカゲ軸のビートにメグミの3/2を追加した構築。あまり使用することが無いとはいえ構築としては普通。
通常札の付与が鳳仙花しかない為、毒ムーブをしつつ打擲を3/2にできるかは完全に運。
また、火力の取り方がクロックに近いにも関わらず相手の大技への耐性がないのも問題。二柱とも対応札が安定しないので仕方ないところ。
切札の滅毒の枠は自由枠となる。道か果実以外なら実際何でもよい。安定して仕事する切札がないともいう。
【対面】
切札から大きな火力が出にくいメガミ
(トコヨ、クルル、レンリなど)
遁術、棹穿ちによる対応で何とかなる(かもしれない)メガミ
(ライラ、ユリナA、ミズキなど)
【キーカード解説】
・鳳仙花
デッキ唯一の通常札の付与札。このデッキにおいてはテキスト外の役割が非常に多い。
因果律の根はこのカードを使用する前に使用し、基本的には生育2で使用する。デッキのボトムで引いた際は生育1で種結晶を二個乗せる。常に因果律の根を再起させて、かつ2/1を多く飛ばすことがこのデッキの勝ち筋である。
打擲を3/2として使用するために基本的にセット運用ではあるが、毒でテンポが取れそうなら個別運用することもある。
・打擲
メグミの3/2。しかし3/2で使用するためには鳳仙花かこのカードを手札に抱えて相方が来たら動き出すというムーブが必要なため安定した動きができない。遁術か棹穿ちを使用して間合い4へ行き、因果律の根→鳳仙花(生育2)→打擲→流転の霞毒と頑張ってつなげましょう。安定しないとはいえ貴重な火力です。
ライフを取りにくい構造のため、たとえ2/1でも流転を通せそうな場面では使用してライフで受けてもらうことも必要。
・流転の霞毒
チカゲビートの基本。ライフが取れる場面で使用する。逆にライフが取れないなら使用する必要はない。序盤この札でライフリードをとっても相手の切札が受かってないことがほとんど。終盤の対処が遁術、棹穿ち頼みになりやすい。
サンプルデッキビート②
通常札
飛苦無、毒霧、抜き足、棹穿ち、鳳仙花、打擲、野茨
切札
因果律の根、可能性の枝、瀧川希の掌
【概要】
瀧川希の掌を採用し瞬間火力を出せるようにした構築。抜き足を上手く使うとカッコいい。
棹穿ち⇔遁術
毒霧⇔毒針
流転の霞毒⇔因果律の根
は相手によって刺さるほうを採用する。
【対面】
対応が薄そうな相手
(カムヰ、ヒミカ、カナヱ、ハガネなど)
【キーカード解説】
・抜き足
不思議な挙動をする札。一巡目にせっかく送った弛緩毒を宿して飲んで甘えたオーラで返却してきた場合に流転or因果律→抜き足(種乗せ)→飛苦無→打擲とつなげて奇襲できたら気持ちいい。
二巡目以降は、基本的には次ターン野茨でしゃがみたいです宣言。間合い4で攻撃した後に抜き足を展開して終わろう。
抜き足展開中に対応棹穿ちで攻撃後効果を解決した後にライフで受けて隙で消えたとしても棹穿ちの基本動作打消しは効いているため、抜き足と野茨が展開しているときに様子見の2/1や1/1に対応棹穿ちからライフ受けすると後続の攻撃が続かないことが多い。
間合いは下がっているはずなので、返しのターンで攻撃しましょう。
・瀧川希の掌
リーサル付近使用する。生育2か3で使用。このターンの攻撃と鳳仙花3/2で頑張ってリーサルを取ろう。3生育で使用した場合は返しのターンを可能性の枝か棹穿ちで乗り切る。
〈デッキ2 結末の果実軸〉
サンプルデッキ果実①
通常札
遁術、毒霧、抜き足、泥濘、空閃、殻打ち、棹穿ち
切札
因果律の根、結末の果実、反旗の纏毒
【概要】
結末の果実を当てるデッキ。毒棹の果実構築はいくつかあるが、
このデッキの強みは始動の安定性にある。
果実デッキを考える際、考えることは以下の三点である。
①果実ラインまでの削りやすさ
果実で倒せるライン(残りライフ5や6)まで削らないことには果実の爆発部分を当てても反撃されてしまいます。目安は山札3週までに再構成以外でライフ3点(結実プランによっては最低限2点)です。
②果実の結実ルートの豊富さ、結実のしやすさ。
結末の果実の爆発条件を満たすためには手札や切札の付与札をやりくりしないといけません。また、果実自体のフレアは4と重めの設定です。必要フレアが大きくなり過ぎないように気をつけて相手のリーサル前に爆発を当てる必要があります。
③果実爆発の当てやすさ
果実の爆発は「打ち消されず」「不可避」です。対応不可では無いので相手メガミは対応してダメージを軽減したりオーラを補充する権利があります。果実が当たらなくても果実をオーラ受けさせる前提でライフに攻撃を通せればOKです。
毒棹の場合は①が難しいですが、②、③は満たしやすいでしょう。
【対面】
軽減対応、オーラ補充対応を持たない相手。+ユリナ(反旗があるため)
【キーカード解説】
・遁術
果実のための1/-、間合い5に行くための攻撃後効果と果実を当てるために存在する一枚。このカードに対応されると計算が狂うので注意。相手にとってはマストカウンターカード。
・空閃
遁術殻打ちと合わせて事前の2~3点を何とかしてもぎ取るための札。
デッキの抜き足泥濘を見せないことで打擲の幻影を見せつつライフで受けてもらう。
祈りつつ使用しよう。
結実するターンは3/2となる。
・抜き足泥濘殻打ち反旗の纏毒
果実発動のためのカードたち。
このデッキでは抜き足泥濘の拘束力を利用して安定的に果実の結実を狙う。
コンボの始動は殻打ち抜き足泥濘の三枚が必要なため、二枚を抱えつつ最後の一枚を引いたらコンボを始動させる。
反旗の纏毒は種結晶の調整、果実の時間稼ぎといぶし銀の働き。なくても果実の起動は可能だが事前準備に萌芽させなければならないため、抜き足泥濘のいずれかを使用することが必要となる。
〈果実使用例〉
事前準備
必要フレア 7(事前に因果率の根を使用していればコンボ開始時は6でOK)
必要萌芽種結晶0 (因果律の根が使用済みなら1個)
ダスト できれば2個は欲しい。
間合い3
因果律の根を使用(種1こ萌芽)
→殻打ち使用
→泥濘使用(生育2)(桜2種2)
→結末の果実使用(桜1種1)
→反旗の纏毒使用 (桜5)
→間合い調整
→抜き足使用(間合い1または0へ)(桜2種2)
この動きが決まったら相手は間合い0か1で泥濘状態となるため、よほどの耐性がない場合は2ターン後に乗っている種結晶が果実に落ちるはずである。
果実展開時の例
このターンで因果率の根は再起している。
展開後1ターン目
再構成している。前ターンハンドを残しておくと4枚再構成となり次ターンまでに遁術を確定で引ける。次ターンの相手も抜き足泥濘状態なので、毒霧を引いたら毒を送ってあげよう。
展開後2ターン目
このターンに5/5が飛ぶ。遁術か棹穿ちは引いているはず。
遁術を引いていない場合は、棹穿ち1/1、因果律の根1/1、空閃3/2、殻打ち2/1が打てるので残りの3APで間合いを合わせよう。
入れ替えデッキサンプル果実①-2
通常札
遁術、毒霧→飛苦無、抜き足、泥濘、空閃→打擲、殻打ち、棹穿ち→首切り
切札
因果律の根→流転の霞毒、結末の果実、反旗の纏毒→瀧川希の掌
【概要】
掌を最大限活かす攻めの果実。攻撃札が増えているため、ダメージも稼ぎやすい。
果実起動の使用順は
掌(種3)→果実(桜2)→殻打ち3/2→泥濘(桜2種2)→抜き足(桜4)である。
この場合は殻打ち抜き足泥濘始動時に事前種結晶が2個必要なことを頭に入れておこう必要回数分抜き足と泥濘を使用する必要がある。
抜き足泥濘中の再構成ターンに3/4首切りをポンとおけるのが強み。
サンプルデッキ果実②
通常札
遁術、毒針、泥濘、空閃、打擲、棹穿ち、葦
切札
可能性の枝、結末の果実、瀧川希の掌
【概要】
葦を使用した次ターンに5/5を放つタイプの果実。
準備は
事前萌芽種1個
必要フレア10となる。フレアが大変であるが、可能性の枝を軽量切り札に入れ替えることも可能である。
展開順は掌(種2)→結末の果実(桜2)→【葦(種1桜1)+泥濘(種2)+(攻撃)】で次ターンに果実が飛ぶ。
返しの相手のターンは適当な攻撃に枝(5/1)で対応したり都合よく棹穿ちがハンドにあったら2/2で対応したりしてやり過ごそう。泥濘が展開中なので必要以上に下がられることはないはず。デルタウィングは知らん。そもそもナーガでフレア焼かれる。
【対面】
軽減対応、オーラ補充対応、重度のフレア焼きがないメガミ、+サイネ
【キーカード解説】
・葦
葦で果実を展開する構築はそもそもあまり強くないが、これしかないからしょうがない。毒棹の場合は泥濘と同時展開するため、相手の後退による間合い操作は難しいのでまだ耐えている。1巡目で雑に使用して種を一つ萌芽させよう。
・可能性の枝
果実準備中は5/1となり、実質-/1+ダメージ打消しとなる。攻撃後効果はそのまま素通しなので注意。(なんで掌のらないの?)追記:よく見たら掌バフ乗りました。ずっと代入処理だと思い込んで使用してました💦
〈デッキ3 闇昏千影の生きる道軸〉
サンプルデッキ道①
通常札
遁術、飛苦無、毒霧、抜き足、泥濘、打擲、棹穿ち
切札
闇昏千影の生きる道、可能性の枝、因果律の根
【概要】
普通のくある道デッキ。因果律の根、飛苦無、打擲で攻めてる振りをしつつ、8フレア捻出する。後はチャンスを見て道展開。相手のターンを可能性の枝を絡めて耐えて返しのターンを抜き足泥濘でロックする。
因果律の根が再起しないように道に種結晶を乗せよう。
毒棹生きる道の一番の強みはトコヨやシンラ相手にしたときのダスト枯れ展開に強い点である。反旗の纏毒は道展開の前の相手ターンに対応で使用したいがダストが枯れているとオーラから納を払わないといけないのでオーラが3つ空いてしまう。そこを種結晶で補うことができるのは大きい。また殻打ちから使用することで納が6になるため、次ターンで生きる道を使用すれば、道が展開している間、反旗の纏毒の効果を受けることができるようになる。
【対面】
道耐性がなさそうなメガミ、抜き足泥濘ロックが刺さるメガミ
トコヨ、ユキヒ(打擲→殻打ち、因果律の根→反旗の纏毒)
シンラ(上記に加えて可能性の枝→反旗の纏毒)
サンプルデッキ道②
通常札
遁術、抜き足、泥濘、殻打ち、葦、鳳仙花、棹穿ち
切札
闇昏千影の生きる道、可能性の枝、因果律の根
【概要】
殻打ち→泥濘(桜2種2)→抜き足(桜4)→鳳仙花(桜1種2)を展開し、間合い0ロック。
次ターン抜き足泥濘ロックを維持したまま道を展開する。2ターン目は全力後退。抜き足破棄間合い2スタートで離脱→遁術→葦→後退→後退→後退で間合い10オーラ1である。抜き足泥濘ロックを間合い1で行っていれば間合い11オーラ0(離脱ができない為)まで下がれる。オーラと間合いの兼ね合いは相手に合わせる必要があるが、これで2ターン目を乗り切って勝とう。
【対面】
間合い操作が苦手なメガミ。攻撃レンジが前よりのメガミ。(ユリナ、オボロ)
〈おわりに〉
以上が毒棹のデッキ紹介となります。
改めて遅刻して申し訳ないです。その分自分がS6-2で握ってきた二柱についてかけることは書いたつもりです。
競技的環境で耐えていたかは怪しい二柱ですが、私の好きなカード(道と果実)を活かしやすい二柱でした。S7でも時々使うかもしれませんがその時はここに書いてあることは忘れてくれるといいなぁお願いします。
画像は「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」からお借りしました。
https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html